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クズネツォフ NK-32 : ウィキペディア日本語版 | クズネツォフ NK-32[くずねつぉふえぬけい32]
クズネツォフ NK-32はロシア連邦のN・D・クズネツォフ記念サマーラ科学技術複合が開発した低バイパスターボファンエンジンである。2014年現在、NK-32は軍用エンジンとしてはもっとも大きく推力の高いエンジンである。またNK-32は、レーダーや赤外線シグネチャを低減するための設計が行われた世界初の量産型エンジンの一つである〔НК-32 〕。 == 概要 == NK-32はTu-160爆撃機向けに開発されたエンジンである。圧縮機は3段階のファンを有し、低圧3段・高圧7段の軸流圧縮機となっている。最小の反射を提供し、エンジンの可視性を低減するために圧縮機の最初の段にレーダーを低減する工夫がなされている。圧縮機のブレードは、ニッケル合金、チタン、鋼で作られ、圧縮機の重さは365kgである〔。 開発は1977年に始まり、1983年より量産が開始され、1993年に生産を終了した。しかしこの生産終了によって予備部品の不足に悩まされることととなった。またエンジンの異常振動も問題となった。このため製造元であるクズネツォフ社は生産体制の近代化によって問題点を改善したNK-32の生産再開を目指しており〔WSI DAILY 2014/7/24 〕、2016年には5基のエンジンが納入される予定である〔Производство двигателей для ракетоносцев "Белый лебедь" возобновится 〕。
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